涸沢紅葉 について・・・
お椀状にえぐられた涸沢カールは、ナナカマドやダケカンバの燃え立つような紅葉で彩られ、穂高連峰のはるか上空を流れる鱗雲(うろこぐも)とのコントラストが眩しい。 涸沢の雪解け水で出来た池の平のみなもには、彩りを増した涸沢岳や北穂高岳が濃い影を落とし、朝晩の冷え込みで薄氷が張るようになった。 17日朝、穂高の稜線上には雪が降り、初冠雪を記録。涸沢の秋は駆け足で過ぎ去ろうとしている。(写真報道局 大西正純)