【名作】 高倉健 夜叉 【予告1】 (自作編集) について・・・
高倉健 夜叉 -予告1(自作編集)
映画「夜叉」
今は漁師として生活している中年男の隠された過去と揺れ動く愛を描く。
日本海に面した小さな漁港。漁師として働く修治は十五年前に大阪ミナミでのヤクザ暮らしから足を洗い、妻の冬子、三人の子供、そして冬子の母うめと一緒に静かな生活を送っていた。修治の過去の名残りは背中一面の夜叉の刺青で、冬子とうめ以外は誰も知らない。冬、ミナミから螢子という子連れの女が流れてきて螢という呑み屋を開いた。螢子の妖しい美しさに惹かれて漁師たちが集まってきた。数カ月後、螢子のもとに矢島という男がやってきた。ヤクザで螢子のヒモだ。矢島は漁師たちを賭け麻雀で誘い込み、覚醒剤を売りつけた。修治と仲のよい啓太もこれに引っかかった。修治の脳裡には覚醒剤がもとで死んだ妹、夏子の辛い思い出がよぎった。それは、シャブの運び屋がかつて修治の弟分だったトシオだったことと無関係ではない。修治は螢子にシャブを隠した方がいいと忠告、いわれた通りにした螢子を、矢島は包丁を持って追いかけた。止めに入った修治のシャツを矢島の包丁が斬り裂いた。隠し続けた背中一面の刺青がむき出しにされ、修治の過去はたちまち街中に知れ渡った。一方、螢子は矢島の子を流産してしまう。ミナミに帰りたい、そんな螢子の気持は修治に通じるものでもあった。二人はミナミという共通の過去に想いをよせて、抱き合った。その頃、矢島がシャブの代金を払えなくなりミナミに連れ去られた。螢子は、矢島を助けてほしいと修治に頼んだ。修治は若かりし頃のミナミでの修羅の数々を思い出し、うちから燃えあがるものを押さえることができなかった。ミナミにのり込んだ修治は組織から矢島を取り戻したものの、矢島はトシオに殺されてしまう。ひっそりと漁村に帰ってくる修治、そしてミナミに帰っていく螢子。列車の中で、螢子は夜叉・修治の子を身篭もっていることに気がついた。
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監督
降旗康男
プロデューサー
島谷能成
市古聖智
脚本
中村努
撮影
木村大作
美術
今村力
照明
安河内央之
音楽
佐藤允彦
トゥーツ・シールマンス
主題曲/主題歌
ナンシー・ウィルソン
録音
紅谷愃一
編集
鈴木晄
助監督
一倉淳一
スチール
小林美沙子
高倉健 いしだあゆみ 乙羽信子 田中裕子 北野武 ビートたけし 田中邦衛 あき竹城 奈良岡朋子 小林稔侍 大滝秀治 檀ふみ 寺田農 下絛正巳 真梨邑ケイ
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