八戸えんぶり2010 内丸えんぶり組 【摺りおさめ】 について・・・
えんぶりの起源 【通説】
鎌倉時代の始め、後の八戸八戸藩主南部光行は、頼朝から奥州糠部郡を拝領し、甲州(今の山梨県)から当国へ下ってきた。奥州で迎える初めての正月、光行は自分の家来達に武装させ、有力者たちの家を訪問させたが、酒の勢いのためか家来達は抜刀乱舞したため、家人たちは恐れ慄いた。このとき、その場に居合わせた農民藤九郎という機転の利く男が、賑やかに田植歌を歌い、農具を手に持って踊ったところ、家来達は刀を納めてその様子を見物した。鳴子板をふり、田んぼの土をならす仕種を踊り終えた藤九郎が、南部家を祝福する口上を述べたところ、それが吉例となり、えんぶりが行われるようになったという。
【摺りおさめ】2010.2.20(南部会館にて)
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