石原都知事「反中ではなく反中共だ」――中国の雑誌が独占インタビュー について・・・
新唐人テレビより
http://www.ntdtv.jp/ntdtv_jap/zgjw/2010-10-25/785965445496.html
【新唐人2010年10月25日付ニュース】10月18日、中国の雑誌「南方人物週刊」は、石原慎太郎東京都知事への独占インタビューを掲載。中国では「反中派」の代表格で知られる石原氏が、自分は「反共産主義だが反中国ではない」と述べました。
石原東京都知事。中国では「反中派」のレッテルが貼られています。しかし今回のインタビューでそのイメージが覆されました。石原氏は、反共産主義であって、反中国ではないと表明。
自分の立場は共産主義と対立しており、中国の共産主義が嫌いなのだと石原氏は強調。中国の経済発展に伴い、社会はますます成熟に向い、共産主義に疑問を感じる人が増えるだろうと指摘します。
先月の尖閣諸島沖で起こった衝突事件で日中関係が緊迫するなか、中国の雑誌「南方週刊」は、石原氏に対する独占取材を強行。石原氏は、尖閣諸島問題は日中米三国の敏感な問題に発展する可能性があり、中国当局が日本大使を5回も召喚したことは日本に対する侮辱だと表明しました。
先日、中国の各地では反日デモが行われました。16日のデモについて、「新華社」は英語報道のみで、中国語による報道はなかったそうです。香港メディアは、デモは政府系の学生会が主催し、自発的なデモではなかったと報道。海外メディアは、背後に中国当局の影があると指摘し、共産党第17回全国代表大会期間中に内紛が起きるのを恐れたのではないかと分析します。
石原氏は、中国の経済発展で高揚した若者のナショナリズムが当局にとって悩みの種でもあると指摘し、その感情を利用したい一方、抑制も必要なため、かじ取りが難しいと分析。
また、石原氏は東京都で実施した改革理念にも言及し、日本については、良いところを評価したものの、問題点にはついては厳しく批判しました。
今回の「南方人物週刊」は売れ行きが好調で、ネット上では「一冊賈って保管しよう」との呼びかけまで現れました。しかし、記事は当局の注意を引き、南方報業網、騰訊などのサイトの記事や関連文章はすでに削除され、アクセスも一次中断されました。
「南方人物週刊」は週刊誌で、当局の情報統制のレッドラインぎりぎりまで挑戦することで、度々注目されています。
新唐人テレビがお送りしました。
http://ntdtv.com/xtr/b5/2010/10/20/a445020.html#video
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