東日本大震災復興応援 『Pray for Love』プロジェクト【HD】 について・・・
『Pray for Love』プロジェクト
"『Pray for Love』プロジェクト"は東日本大震災復興応援のために立ち上げられた企画です。
音楽 Asu
映像監督 深瀬雄介
カメラマン 田宮長昭
BMI inc. 高杉敬二
【映像について】
この映像は、大震災の概ね一ヶ月後の2011年4月に宮城県各所にて撮影されたものです。
3月11日の東日本大震災を目の当たりにし、何か行動したいという一念で支援物資や義援金を集めていた矢先に、偶然インターネットでAsuの楽曲「Pray for Love」と出会い、そのメッセージに強い共感を覚えました。
そしてこの曲をできるだけたくさんの人に届けたいという想いが生まれました。
彼とは周知の仲であった僕は連絡を取り、曲を映像化したいと申し出ました。
Asuの「撮影よりも現地に同行して物資などを届けたい」という気持ちを尊重して、主たる目的はボランティア活動、映像の撮影はその合間に行う事とし、趣旨に共感してくれたカメラマンと共に、僕とAsuは宮城県に入りました。
Asuの所属事務所の大先輩である故・本田美奈子.の意思を受け継ぎ設立された特定非営利活動法人リブ・フォー・ライフ美奈子基金を通し、仙台放送の方々に窓口になって頂き、被災地に支援物資を届けました。
また、実家が震災で被災してしまった宮城県出身のAsuのマネージャーが道案内を務めてくれました。
この映像のテーマは「現実を直視すること」であり、悲惨な「現実」も希望を感じる「現実」も余さず表現するよう努めました。
東京と宮城を何度か行き来しながら、強い生命力を表現できる「現実」を求めて、少しずつ撮影していきました。
Asuは全ての撮影の現場に同行し、立ち会いました。
その間に、蕾だった石巻市の日和が丘公園の桜は三分咲きになりました。
仙台市の若林区では、瓦礫の中一本だけ満開に咲く桜の木と出会いました。
名取市の閖上地区では、全て流されてしまった荒れ野に数輪だけ咲いている水仙の花を夜明けの光の中で見つけることができました。
そこには確かな現実としての「強い生命力」がありました。
この映像を音楽と共に公開することに批判的な意見もあるかもしれません。
しかし「Pray for Love」という曲のメッセージを伝えるための表現方法として最適と判断し、制作させて頂きました。ご理解頂けると幸いです。
映像監督 深瀬雄介
【楽曲について】
3月11日の東日本大震災。
震災直後は悲しいニュースばかりが流れ、あの日を境に時間(とき)が進むことを忘れてしまったかの様な、世界がその色を失ってしまったかの様な、そんな気持ちでいました。
地震発生から4ヶ月になります。
「今、自分に出来ること」を一人ひとりが見つけながら、各自節電節水を心掛け、ボランティア活動をしたり、義援金を寄付したりするさなか、今世の中が本当に求めているのは「音楽」ではないかもしれません。
こんなにも苦しい状況の中、音楽には寒さを凌ぐことも出来なければ、お腹を満たすことも出来ません。
だけど、こんな時だからこそ、悲しみに耐えている人々や希望を失って挫けそうになっている人の心の止まり木になれると信じています。
震災を通じて僕自身、沢山の人に勇気をもらい「生き続ける強さ」を教えられました。
「苦しい時こそ、僕たちはもっと生きなければいけない」と。
わずかな力にしかならないかもしれませんが、この曲を聴いてくれる誰かの心を少しでも励まし、ひとつでも多くの笑顔を取り戻せるように、皆さんにこの歌を送りたいと思います。
Asu(BMI inc.)
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