厳島神社御神能「花月」平成23年 について・・・
毎年厳島神社の桃花祭のお能の地謡を勤めさせてもらっている。
きっかけは能楽師の故粟谷菊生(人間国宝)先生からお声をかけて頂き、およそ20年間
毎年4月18日に、プロと一緒にお能一番の地謡を勤めさせて貰っている。
2009年には我々のグループでシテとワキツレも含め「敦盛」を一番勤めた。
今年は能楽師粟谷明生先生の息子(尚生)さんが「花月」のシテを勤め
父上が地頭で広島の弟子達が地謡を勤めた。
息子(尚生)さんは大学生だが、さすが「蛙の子は蛙」で面をつけてシテを
演じられたが、声は面にこもらず面を突きぬけ見所に響き渡った。
今日は結構寒かったのだが、シテの面からポタッポタッと汗が滴り落ちていた。
汗が舞台の板に滲みていくのが見える。(皆さんも気が付いていた)
我々も20年近く地謡を勤めて大分落着いてきたなあ。
お互いの声も確認しながら謡える様になってきた。
何歳まで一時間近くも舞台に座っていられるか心配では有るが
先輩の法正寺の泉原龍見和尚さんが勤められる歳までは頑張ろうかな??
例年の如く、アナゴ飯を食べて解散した。
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