ビッグラン岡山/パジェロエボリューション 【Pajero / Montero Dunk】 について・・・
え、エボでクロカン!? そんな意外性も楽しいこのパジェロ・エボリューション、実はまだサスペンションはノーマルである。
というのも、チューナーであるビッグラン岡山では、可能な限り顧客には、まずしばらくの間ノーマル・サスで乗ってもらう、という手順を踏む。これは、そのような準備期間を設けることで、オーナー自身の目的や希望をより明確にし、セッティングの方向性を決めていくのが理想であるという考え方に基づいているのだ。
このパジェロ・エボは、ダートステージとクロカンステージを両方こなすマシンとしての方向性が決定していて、次の段階で前後にリザーバータンク付きのオリジナル・ショックをダブル・マウントする予定。これは主にダートステージを念頭に置いたセッティングとなる。
マフラーはワンオフ製作された、低中回転域のトルク重視型で、クロカンステージでは低速で粘る特性を与えようというセッティングだ。
スプリングによるリフトアップは予定されていないため、大径タイヤ対策としてボディーリフトが施されているが、出来る限り低重心を保ちたいため、リフト量は2インチに抑えられている。
同ショップは、アジアンラリーに代表される競技へ参戦を続けているプロショップであり、こうした競技からのフィードバックは、オリジナルブランドDunkやカスタマイズに巧みに活かされている。
このパジェロ・エボリューションも、外観はほとんどノーマルながら、各部の補強や車内の造り込みなどに、ベテランならではのノウハウの豊富さが感じられる1台に仕上がっているのだ。
Pajero/Montero Dunk
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