筝曲 華(はな) 沢井忠夫作曲 邦楽アンサンブル楽楽 について・・・
平成21年9月12日、神戸・ピフレホールで開催された邦楽アンサンブル楽楽主催の「日本の音を楽しむ」演奏会で演奏されました。
美しいもの、華やかなものがそこにある時、人々の心はなごみ、安堵と共に豊かさが満ちる。曲はひそやかな波紋を描きながら始まり、やがて流れに乗って、華やかな飛翔を展開する。
題名の華が表しているように作品全体が華やかな雰囲気で終始しています。
技法的にはかなり難しいと言えますが、曲の途中にある拍節感の無い、箏と尺八の対話と言った部分や、かなり無理とも言える転調を敢えて採り入れて、より一層華やかな雰囲気を与えています。
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